2014.05.06

映画 路上のソリスト(THE SOLOIST)観ました

今年のGWは東京国際フォーラムで開かれる「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014」に行ってきました。
今回はたっぷりいろいろ楽しもうと、オフィシャルホームページを確認、前夜までいろいろ考えて。
会場近くの映画館で開催の連携プログラムで見かけた「路上のソリスト」という映画も観てみようかなっと予備知識が何もないまま、ネットでチケット予約して、翌日映画館へ向かいました。

詳しいストーリーなどは、他に譲るとして、以下、私の感想。

街中の公園でホームレスの男性が、弦が2本しかないボロボロなバイオリンを弾いていた。とても澄んで周囲を浄化するような音色。しかし彼は、実はチェロの天才だったとわかる。
そのホームレスに主人公がチェロを渡し、その前で初めてチェロを弾いた時の描写というか演技というか音響?、もう初めの一音の音色から素晴らしくて、共感するというか共鳴するというか、心を揺さぶられて。涙が止まらなくなりました。(DVDのジャケ写真がそのシーンですね)

ホームレスの彼は統合失調症を病んでおり、幻聴があって周囲の変化への対応にも問題があり、彼を助けたいと思う新聞記者の主人公を困らせてしまいます。
映画として、その辺はホームレス問題などを扱った社会派と言われているようですが、音楽的な面だけみると、チェロを弾く彼のあの感覚や心情に、もの凄く共感してしまいました。

音は、発した途端、自分のものでは無くなるのです。
彼の音を愛おしむ表情。自分の魂を音に乗せて、音を周りの空気に乗せて、外へ空中へ世界へ送り出す、解き放つ。
音楽は祈りにも似た、なにか。
神の息吹のように、大衆を包み込んで、それが自分をも包み込みこんで、すべてが音楽に包まれる。なんと言えばいいのか、世界が自分に触れている・・・繋がっている。
ちょっと大袈裟に書いちゃったかな・・・。

私は中学2年の頃から6年ほど、アマチュアオーケストラに居て、いろいろな演奏の機会に参加していたのもあり、そんな体験、感覚を味わったことがありました。それは陶酔する魔薬のようなものです。
私の根底にある私の求める音楽ってそいういうモノだったんだよ~と思ったら、あの頃の記憶がよみがえって・・・。
さらに、テーマ曲がベートーベンの英雄だったのですが、私が子どもの頃、家にあったステレオで初めて聴いた交響曲で、何度も聴いた曲。
あれから数十年、私は一体何をしていたのだろう? 今の私にどれほどの事が出来るだろう? どうしてあれを続けなかったんだろうと後悔のような複雑な気持ちにもなってしまいました。

とにかくエンドロール中も涙が止まらず、映画が終わった後も、しばらく私の心は揺さぶられたままでした。

うわ~~~、気恥ずかしくも、感じたことを率直に書いてしまい、本当恥ずかしい(アセアセsweat01

見る方によって、それぞれの感じ方をされるかもしれませんが・・・興味を持たれたら、観てみて下さい。



路上のソリスト [DVD]


楽しかった「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014」の感想というか、体験記?はまた後ほど書こうと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)