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2012.03.04

『ルドンとその周辺-夢見る世紀末』展

東京駅から歩いて5分、三菱一号館美術館で本日最終日の展覧会へ行って来ました。 

『ルドンとその周辺-夢見る世紀末』展

Main


この展覧会のメインが、オディロン・ルドンの「グラン・ブーケ」という巨大なパステル画で、それを三菱一号館美術館が収蔵した記念の展覧会です。
人気で混雑しているらしいとの事で、開館10分前に美術館に到着。午前中たっぷり、比較的ゆっくり見られました。

私は以前(ずいぶん昔)、オディロン・ルドンの『キュクロプス』というギリシャ神話をモチーフにした絵が(たぶん)メインになってた展覧会に行った事があり、ルドンの書いた、そうした神話をモチーフにした数々の幻想的な絵が好きでした。

今回の展覧会は、初期の黒(もしくは影)が印象的な木炭画やリトグラフの作品群から、だんだんとモノクロの中の比重・・・というより意識が、白(もしくは光)へ転換していく様子が見て取れました。
さらに、パステル画への移行。色彩が加わって、ルドンの精神世界が展開し、迫ってくるのを感じられました。
なんだか、ルドンの人生を見てきたような感覚で、とても見応えがありました。

これらを収蔵しているのは「岐阜県美術館」だそうです、行ってみたくなりました。

さて、メインになっていた「グラン・ブーケ」は、ルドンのパトロンであったというドムシー男爵の依頼で作成。
城の大食堂壁面を飾る絵(16点)の内の一枚で、絵画史上(おそらく)最大のパステル画だと言われています。
この「グラン・ブーケ」ももちろん堪能しました! 特別室とも言える一つの部屋に展示されていましたが、美しく、その大きさは圧巻でした~。しかし、圧迫感が無いのです。
静謐な青い花瓶からあふれんばかりの花々が、幻想的な雰囲気を醸し出していて、素敵でした~。

たくさんの素敵な、興味深い絵画を楽しみ、堪能しました。


私はいつも、展覧会に行くと図録を購入して、帰ってからも余韻に浸るのが好きなのですが・・・、なんと、今回大変人気の展覧会で、最終日だったためか、カタログが売り切れてしまってましたぁ~。
大変残念で、ショックです(>_<) 

仕方ないので、一般販売されている本を代わりにと買いました。


オディロン・ルドン―自作を語る画文集 夢のなかで

これも、読みやすく、年譜や絵もたくさん出ていて良かったです~。

鑑賞後は、レトロなたたずまいな美術館内のレストランで、美味しいランチ&デザートを食べて、帰って来ました(^-^)

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